公益社団法人日本山岳ガイド協会と山梨県、山梨県警察は、2015年4月24日、安全登山の啓発活動及び山岳遭難の対応を迅速に行うことを目的として、山梨県庁にて三者による協定締結の署名を行いました。本協定は、山梨県、山梨県警察がコンパス登山届システムにアクセスし、登録されている登山届けを閲覧し、救助や捜索で活用できることを定めております。
山梨県には世界遺産の富士山、ユネスコエコパークの南アルプスの他、八ヶ岳や金峰山などの名峰が連なり、このような地域資源を活用した滞在型の観光地づくりを推進しています。今回、コンパスを活用することで安全安心な登山環境を整備すると同時に、山岳での防災対策においても極めて大切なこととして、県と県警が連携協力し山岳ガイド協会と三者協定を締結した初のケースとして、迅速に正確に登山者の安否や救助に役立てたいと考えています。