公益社団法人日本山岳ガイド協会と神奈川県警察は、2014年12月12日、安全登山の啓発活動及び山岳遭難の対応を迅速に行うことを目的として、神奈川県警察本部にて警察本部長と磯野剛太 日本山岳ガイド協会理事長が署名を行い締結しました。本協定は、神奈川県警察がコンパス登山届システムにアクセスし、登録されている登山届けを閲覧し、救助や捜索で活用できることを定めております。
神奈川県の山々は首都圏から近いこともあり多くの登山者が訪れています。丹沢山系の最も高い蛭ヶ岳の標高でも1,673メートルなので決して高い山々ではありませんが、のどかな里山の風景から、急峻な尾根道、個性ある滝が連なる沢登り、幻想的なブナ林、展望を望むピークの連続など、変化に富んだ山容は訪れる人を魅了します。 しかし、ここ数年、滑落や道迷い、体調不良などによる山岳遭難事故が多発しています。神奈川県の山々は以外と奥深いため、事前にしっかり情報を収集し、万全の装備と自分の体力にあったゆとりある登山計画を立て、家族や近しい友人と計画を共有したうえで登山を楽しみましょう。