公益社団法人日本山岳ガイド協会と滋賀県警察は、2016年6月29日、安全登山の啓発活動及び山岳遭難の対応を迅速に行うこと目的として、県警察本部長と日本山岳ガイド協会理事長が署名を行い、協定を締結しました。 本協定は、県警察がコンパス登山届システムにアクセスし、登録されている登山情報を閲覧し、救助や捜索に活用できることを定めています。
滋賀県の山は、伊吹山(1,377m)を最高峰に、比良、伊吹、鈴鹿、野坂等いずれも1,000m級の山系が連なっています。日本一の琵琶湖や日本海、伊勢湾を望む山々や分水嶺となる峰々など、四季を通じて楽しめる素晴らしい自然が数多くあり、また京阪神、中部方面からの交通アクセスに恵まれていることで、毎年多くの登山者が訪れています。
しかし一方では山での事故や遭難が多くなっています。軽装での登山や体力不足による疲労、負傷、または地理不案内が原因の道迷いや滑落など、救助を求めてくるケースや不幸にも命を落とすケースが後を絶ちません。
登山者の皆様におかれましては、コンパス登山届システムで自身の技量に合った登山計画を立て、家族や友人と共有し、服装や装備の準備を怠らず、余裕をもって、安全に安心して滋賀県の山や自然、そして登山を楽しんでください。