公益社団法人日本山岳ガイド協会と静岡県は、2016年6月29日、安全登山の啓発活動及び山岳遭難、富士山噴火時の対応を迅速に行うこと目的として、静岡県知事と日本山岳ガイド協会理事長が署名を行い、コンパス活用協定を締結しました。 本協定は、静岡県がコンパス登山届システムにアクセスし、登録されている登山者情報を閲覧し、救助や捜索に活用できることを定めています。
今回の協定は、活動火山対策特別処置法の改訂に基づき、富士山エリアにおける噴火等の自然災害時における緊急情報の速やかな周知及び登山者の救難救助を迅速に行うことを目的とするものです。協定の締結に伴い静岡県からのサポートを受け、コンパスアプリの登山届簡易申請機能、Lアラートによる災害情報や行政情報発信機能、クーポン表示機能などの各種サービスが付加する運びとなり、コンパス登山届が山岳安全対策ネットワークとして更に強化されました。
静岡県下の山々、富士山を登山される皆さまは、登山計画の作成を怠らず、ご自身の安全のためにも提出を忘れないでください。