大分県内では、５月中に『６件６名』の山岳遭難が発生しました。
今年は『転倒・滑落』による山岳遭難が増加しています。
転倒・滑落は骨折などの大怪我につながります。
疲労が蓄積した『下山時』に多く発生しています。
安全は足元から。
適切な装備・登山計画で、安全な登山を！

みなさん、こんにちは。長野県庁２階、山岳高原観光課内にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。

■先週の山岳遭難発生状況
＜行方不明者の発見＞
①5/19（月）単独で1月初旬に戸隠連峰に入山したまま、行方不明となっていた39歳の男性は、何らかの原因で転落し、遺体で発見された
②5/26（月）単独で雨飾山に入山したまま、5月19日から行方不明になっていた52歳の男性は、何らかの原因で行動不能になり、遺体で発見された

＜遭難の発生＞
①5/26 (月）単独で北アルプス涸沢から奥穂高岳に向けて登山中の50歳の女性が滑落し、負傷
②5/27（火）単独で北アルプス霞沢岳に入山した30歳の男性が道に迷い、行動不能に
③5/28（水）2人パーティで北アルプスの横尾から蝶ヶ岳に向けて登山中の79歳の女性が転倒、負傷
④5/28（水）上記遭難者の同行者である84歳の男性は、疲労により、行動不能に
⑤5/29（木）2人パーティで守屋山（諏訪市と伊那市との境）から下山中の81歳の男性が疲労により、行動不能に
⑥5/30（金）単独で北アルプス蝶ヶ岳から下山中の49歳の男性が滑落、負傷
⑦6/01（日）単独で北アルプス北穂高岳から下山中の77歳の男性が滑落、負傷
⑧6/01（日）2人パーティで槍ヶ岳から東鎌尾根を下山中の30歳の女性が滑落、負傷
⑨6/01（日）上記遭難者の同行者である40歳の男性は技量不足により、行動不能に

■長野県警山岳安全対策課ワンポイントアドバイス
　先週、長野県内では、９件の山岳遭難が発生しました。昨年の発生件数を上回る早さで前年同期比＋７件となっています。
　北アルプスなどの標高の高い山域では、いまだ多くの残雪があり、ピッケルやアイゼンなどは必須装備です。５月27日に発生した北アルプス霞沢岳における道迷い遭難は、３日後の29日に捜索中の消防防災ヘリに発見、救助されました。遭難者は、チェーンスパイクのみで、ピッケルは所持しておらず、残雪期の登山装備としては準備不足の感が否めません。しかしながら、アクシデントに備えた装備（防寒着、ガスバーナー、レスキューシート、食料）を携行していたこと、サバイバルの知識があったこと、また臨機応変に落ち着いて判断できていたこと等が生還の要因となりました。特に、沢の水が確保できたことや無闇に動かずに体力を温存し、持っていた装備をフル活用して諦めずに救助を待ち続けたことは適切な判断でした。
　救助後、遭難者からは、『スマホの地図アプリだけでなく、紙地図やコンパスの携行は必要。登山講習や雑誌などで学んだことが生かせたので、山を歩くための知識や技術の大切さを実感した。とはいえ、登山する山に適した装備品が足りておらず、雪がそんなに多くないと思って過信してしまった』との反省の弁がありました。
　このように登山中はどんなアクシデントが待ち受けているかわかりません。装備品の携行と使い方を熟知し、山を甘く見てはいけません。登山中は、冷静な判断と何よりも安全を最優先した行動をお願いします。

■長野県山岳遭難防止対策協会からのお知らせ
①信州登山案内人が「一期一会」の山旅をお手伝いします！
はじめて登山をされる方、久しぶりに登る方、山をもっと知りたい方・・・・・・。　長野県が実施する筆記・実技試験に合格し、知事の登録を受けた山岳ガイド「信州登山案内人」と一緒に　山旅を経験してみませんか。信州の山に精通した山岳ガイドが、楽しく、安全・安心な登山のお手伝いをいたします。　詳細は、長野県HP（山岳情報）をご確認ください。
信州登山案内人名簿はこちら。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/tozan/annainin/index2.html
長野県内の登山案内人組合・山岳ガイド協会はこちら。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/tozan/kumiai.html

②あまとみトレイル（長野駅～斑尾山）西野発電所の吊り橋は、通行止め継続！
5月下旬に開通予定だった西野発電所（新潟県妙高市杉野沢）の吊り橋は、冬の間の大雪のため、手すり等の破損が確認されました。管理元の東北電力によると、復旧の見通しは立たない状態だということです。
迂回路等の詳細はこちら。
https://amatomi-trail.club/archives/202505232/

③山小屋情報ポータルサイト～山小屋の開設（営業）期間を更新しました。
春山シーズンの幕開けにあわせて、営業が始まった山小屋や夏山シーズンの営業を予定している山小屋の開設期間を順次、更新しています。長野県HP（山岳情報～山小屋情報ポータルサイト）でご確認ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/yamagoya/yamagoya.html

④御嶽山の噴火警戒レベルを「２」から「１」に引き下げ
御嶽山は、5月20日（火）午前11時、「噴火警戒レベル」が「２（火口周辺規制）」から「１（活火山であることに留意）」に引き下げられました。
詳細はこちら（御嶽山火山防災協議会）から。
https://www.ontake-volcano.jp/kisei/

⑤「山岳遭難の現場からNo.9」が発行されました！
長野県警山岳安全対策課では、春の大型連休中に八ヶ岳連峰で発生した実際の遭難事例を掘り下げ、その原因や背景を検証しました。リポートは、登山の抱えるリスクや遭難の実態を大勢の登山者に知っていただくとともに、遭難という最悪の事態を回避する具体的な対策について考える迫真の内容となっています。ぜひ、ご覧ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/mountain_rescuefile.html

⑥「登山計画書」を作成・提出しましたか？
登山のリスクを意識し、自分の体力や技術に見合ったゆとりある山行計画をたてましょう。登山計画書は必ず提出してください。家族や知人等にも詳細な予定（行き先・登山ルートなど）を伝えましょう。登山計画書を提出し、情報を共有しないと、入山場所や遭難地点の特定に時間がかかり、捜索活動が遅くなってしまいます。
詳細はこちらから。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/smartphone/tozankeikakusho.html

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
○Nagano Prefectural Police Homepage Mountain Information
　https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和7年長野県SAFETYBOOK】【長野県SAFETYBOOK～春山情報】
○ Nagano Prefecture homepage
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html#a_tozan
〇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。　
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
　このグレーディングを参考に、自身や仲間の体力・技術に見合った山選びをして、万全の準備で登山を楽しみましょう！　その山はあなたの実力に見合っていますか？

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みなさん、こんにちは。長野県庁２階、山岳高原観光課内にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。

■先週の山岳遭難発生状況
①5/19 (月）2人パーティで北アルプス焼岳から下山中の56歳の男性が転倒、負傷
②5/19（月）単独で雨飾山に入山した52歳の男性が行方不明に
③5/20（火）2人パーティで北アルプス槍ヶ岳から下山中の51歳の男性が滑落、負傷
④5/23（金）単独で北アルプス蝶ヶ岳に向けて登山中の57歳の女性が滑落、負傷
⑤5/24（土）3人パーティで八ヶ岳連峰の赤岳から硫黄岳に縦走中の59歳の男性が転倒、負傷
⑥5/25（日）3人パーティで山菜採りのため、志賀高原に入山していた77歳の男性ら2人がはぐれてしまい、行方不明に

■長野県警山岳安全対策課ワンポイントアドバイス
　先週、長野県内では、２件の行方不明遭難を含む６件の山岳遭難が発生しました。
北アルプスなど標高の高い山域では、日陰となる樹林帯や沢筋を中心にかなりの雪が残っています。残雪がある場所では、滑落の危険性があるほか、残雪によってルートが不明瞭な登山道もあるため、地図などで現在地やルートなどを確認しましょう。また、事前に最新の現地の情報を確認するとともに、アイゼンやピッケルを携行し、安全に正しく使いこなしましょう。万が一、トラブルに遭遇し救助要請をしても、すぐに救助隊が来るとは限りません。ビバーク装備の携行もお願いします。
　
一方、先週は、山菜採り遭難も発生しています。山菜採り遭難は、山菜を採ることに夢中になる余り、急斜面に入り込んだり、現在地が分からなくなったりして遭難してしまいます。「山菜を採りに行くだけだから」という安易な気持ちで入山するのではなく、必要な装備を携行するとともに単独入山は控え、複数人で入山しても、互いの声が届く範囲で行動しましょう。

■長野県山岳遭難防止対策協会からのお知らせ
①信州登山案内人が「一期一会」の山旅をお手伝いします！
はじめて登山をされる方、久しぶりに登る方、山をもっと知りたい方・・・・・・。　
長野県が実施する筆記・実技試験に合格し、知事の登録を受けた山岳ガイド「信州登山案内人」と一緒に　山旅を経験してみませんか。信州の山に精通した山岳ガイドが、楽しく、安全・安心な登山のお手伝いをいたします。
　
詳細は、長野県HP（山岳情報）をご確認ください。信州登山案内人名簿はこちらです。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/tozan/annainin/index2.html
長野県内の登山案内人組合・山岳ガイド協会はこちらです。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/tozan/kumiai.html

②あまとみトレイル（長野駅～斑尾山）西野発電所の吊り橋は、通行止め継続！
　5月下旬に開通予定だった西野発電所（新潟県妙高市杉野沢）の吊り橋は、冬の間の大雪のため、手すり等の破損が確認されました。管理元の東北電力によると、復旧の見通しは立たない状態だということです。このため、あまとみトレイルは、グリーンハウス東分岐～西野発電所の区間が吊り橋が復旧するまでの間、通行止め継続となります。迂回路等の詳細は、あまとみトレイルのHPをご確認ください。
https://amatomi-trail.club/archives/202505232/

③山小屋情報ポータルサイト～山小屋の開設（営業）期間を更新しました。
　春山シーズンの幕開けにあわせて、営業が始まった山小屋や夏山シーズンの営業を予定している山小屋の開設期間を順次、更新しています。長野県HP（山岳情報～山小屋情報ポータルサイト）でご確認ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/yamagoya/yamagoya.html

④御嶽山の噴火警戒レベルを「２」から「１」に引き下げ
　御嶽山は、5月20日（火）午前11時、「噴火警戒レベル」が「２（火口周辺規制）」から「１（活火山であることに留意）」に引き下げられました。詳細はこちら（御嶽山火山防災協議会）からご確認ください。
https://www.ontake-volcano.jp/kisei/

⑤「山岳遭難の現場からNo.9」が発行されました！
　長野県警山岳安全対策課では、春の大型連休中に八ヶ岳連峰で発生した実際の遭難事例を掘り下げ、その原因や背景を検証しました。リポートは、登山の抱えるリスクや遭難の実態を大勢の登山者に知っていただくとともに、遭難という最悪の事態を回避する具体的な対策について考える迫真の内容となっています。ぜひ、ご覧ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/mountain_rescuefile.html

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〇長野県警ホームページ　山岳情報　
　https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和7年長野県SAFETYBOOK】【長野県SAFETYBOOK～春山情報】
〇長野県ホームページ
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html#a_tozan
〇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。　
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
　このグレーディングを参考に、自身や仲間の体力・技術に見合った山選びをして、万全の準備で登山を楽しみましょう！　その山はあなたの実力に見合っていますか

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北アルプス岐阜県側左俣林道で「土砂崩れ」が発生したことにより、左俣林道ゲート（高山市奥飛騨温泉郷神坂地内）から当該林道への入林が禁止となりましたので情報共有します。
なお、当該林道の復旧時期は未定です。
林道の詳細については、当該林道を所管しております「飛騨森林管理署：050-3160-6085」にお問い合わせ願います。

左俣林道位置図
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/83340.pdf

みなさん、こんにちは。長野県庁２階、山岳高原観光課内にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。

■先週の山岳遭難発生状況
①5/13 (火）2人パーティで北穂高岳に向けて登山中の男女が雪崩に巻き込まれ、62歳の男性が死亡。61歳の女性が負傷
②5/14（水）単独で北アルプス爺ヶ岳へバックカントリーのために入山した63歳の男性が行方不明に
③5/16（金）2人パーティで北アルプス焼岳から下山中の23歳の男性2人が残雪のために道に迷い、行動不能に

■長野県警山岳安全対策課ワンポイントアドバイス
先週、長野県内では、死亡遭難と行方不明遭難を含む計３件の山岳遭難が発生しました。ここ数年のうちでも、県内の標高が高い山域は残雪が多いため、様々なリスクが伴います。
①急峻な山域では、アイゼン・ピッケルが必要です。チェーンスパイクでは転倒や滑落の原因となります
②気温の上昇により、融雪のスピードが早く、雪崩や落石に対する十分な警戒が必要です
③残雪により、ルートが不明瞭で、特に下山時に道に迷う遭難が発生しています
　
【単独登山をされる方へ】
①ゆとりある計画を立て、登山計画書を提出する
②家族や知人に詳細な予定（行先）を伝える（登山計画書を共有する）
③登山用GPSや登山地図アプリを活用する
　　　　
※登山計画書を提出せず、家族などとも共有しない場合、入山場所の特定に時間がかかり、捜索活動が遅れてしまいます。
※この時期、春と夏の気象が混在する時季ですが、天候やルート状況の下調べを必ず行いましょう。また、荷物の軽量化を図るために、命を守る大切な装備品を持たないで山へ行くことがないようにしましょう。

■御嶽山の噴火警戒レベルを「２」から「１」に引き下げ
御嶽山では、5月20日（火）午前11時、「噴火警戒レベル」が「２（火口周辺規制）」から「１（活火山であることに留意）」に引き下げられました
＜気象庁の発表文より＞
御嶽山では、２０２４年１２月以降、山頂付近を震源とする火山性地震が増加しましたが、２月以降は少ない状況が続いています。火山活動は低下しており、地獄谷火口から概ね１ｋｍの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられます。ただし、地獄谷火口内では、火山灰等の噴出が突発的に発生する可能性があります。
＜登山道の規制について＞
御嶽山王滝口登山道は、災害対策基本法に基づき、令和７年５月２０日現在、大黒天で規制が行われています。規制の詳細や夏の規制措置の緩和については、木曽御嶽山火山防災協議会HPでご確認ください。
https://www.ontake-volcano.jp/kisei/

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○Nagano Prefectural Police Homepage Mountain Information
　https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和7年長野県SAFETYBOOK】【長野県SAFETYBOOK～春山情報】
○ Nagano Prefecture homepage
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html#a_tozan
〇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。　
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
　このグレーディングを参考に、自身や仲間の体力・技術に見合った山選びをして、万全の準備で登山を楽しみましょう！　その山はあなたの実力に見合っていますか？

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長野県山岳高原観光課　山岳遭難防止対策推進員　
川　上　明　人
〒380-8570 長野市大字南長野字幅下692-2
電話: 026-235-7251　FAX: 026-235-7257
E-mail　係: sangaku@pref.nagano.lg.jp
E-mail　個人: kawakami-akihito@pref.nagano.lg.jp
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本日20日（火）11：00に気象庁が御嶽山の噴火警戒レベルを2（火口周辺規制）から1（活火山であることに留意）に引き下げました。
地獄谷火口内では、突発的な火山灰等の噴出に注意が必要です。
登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメットを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまらないでください。

■御嶽山の活動状況（気象庁）
　https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/312.html　＜外部リンク＞

■気象庁 報道発表（御嶽山の噴火警戒レベルを1へ引き下げ）
　https://www.jma.go.jp/jma/press/2505/20a/20250520_ontakesan.html　＜外部リンク＞

■気象庁　噴火警報・噴火速報
　https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&contents=volcano　＜外部リンク＞

みなさん、こんにちは。長野県庁２階、山岳高原観光課内にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。

■先週の山岳遭難発生状況
①5/07（水）単独で北信の鳥甲山に入山した71歳の男性が行方不明に
②5/08（木）単独で北信の白砂山に入山した45歳の女性が滑落、死亡

③5/08（木）単独で岐阜県堺の恵那山から下山中の26歳の女性が道に迷い、行動不能に
④5/09（金）5人パーティで東信の御座山から下山中の55歳の女性が転倒して負傷
　
⑤5/09（金）単独で北アルプス餓鬼岳から燕岳に縦走中の64歳の男性が道に迷い、行動不能に
⑥5/09（金）単独で飯田市南信濃芝沢ゲートから入山し、行方不明に

⑦5/11（日）東信の四阿山で開かれていたトレイルランニングの大会に参加していた57歳の男性が発病、死亡


■長野県警山岳安全対策課ワンポイントアドバイス
先週、長野県内では、２件の死亡遭難と２件の行方不明遭難を含む、あわせて７件の山岳遭難が発生しました。このうち、５件は単独登山によるものです。
単独登山は、登山者自身のペースで登れるなど、単独ならではのメリットがある一方、多くのリスクが伴うことを覚悟することが必要です。単独登山をされる方は、以下の対策を行い、安全登山を心掛けましょう。
〇登山計画書を提出する
〇家族や知人に詳細な予定（行先）を伝える　
〇登山用GPSや登山地図アプリを活用する
〇無理のない計画を立てる
また、これからの季節は、気温も高くなってくることから、疲労の軽減や熱中症対策のためにもこまめに休憩を心掛け、水分とエネルギーを積極的に補給しましょう。

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○Nagano Prefectural Police Homepage Mountain Information
　https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和7年長野県SAFETYBOOK】【長野県SAFETYBOOK～春山情報】
○ Nagano Prefecture homepage
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html#a_tozan
〇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。　
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
　このグレーディングを参考に、自身や仲間の体力・技術に見合った山選びをして、万全の準備で登山を楽しみましょう！　その山はあなたの実力に見合っていますか？

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大分県内では、本年４月中だけで『８件12名』の山岳遭難が発生しました。
これは、昭和42年から統計を取り始め、４月としては過去最多の発生件数です。
今年は昨年同期比で『＋３件、＋５名』となっています。
昨年は、５月中に『10件』の山岳遭難が発生しています。
ミヤマキリシマのシーズンに合わせ、多くの登山者が山に訪れることが予想されます。
『適切な装備』『年齢や経験を考慮した山選び』『適切な登山計画の作成』をお願いします。
また、今年４月末時点では『13件』の山岳遭難が発生していますが、遭難者の全員が登山届を提出していません。
入山する際は、登山届の提出をお願いします。

みなさん、こんにちは。長野県庁２階、山岳高原観光課内にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。

■先週の山岳遭難発生状況
①4/28（月）２人パーティで北アルプス大天井岳付近を登山中の48歳の男性が雪に足を滑らせて滑落、負傷
②4/28（月）２人パーティで北アルプス爺ヶ岳に入山し、別々に下山中だった55歳の男性が何らかの原因により、滑落、死亡

③4/28（月）単独で北アルプス爺ヶ岳から下山中の40歳の男性が何らかの原因で滑落、死亡
④4/30（水）２人パーティで八ヶ岳連峰の編笠山を登山中の81歳の男性が足を滑らせて滑落、負傷

⑤4/30（水）北アルプス焼岳に単独で登山し、中の湯に向けて下山中の69歳の男性が道に迷い、行動不能に
⑥5/01（木）北アルプス蝶ヶ岳から横尾に向けて3人パーティで下山中の60歳の男性が滑落、負傷

⑦5/01（木）２人パーティで中央アルプス空木岳の池山尾根を下山中の78歳の男性が道に迷い、滑落、死亡
⑧5/01（木）上記遭難者の同行者（39歳の男性）で道に迷い、行動不能に

⑨5/02（金）２人パーティで八ヶ岳ロープウェイから縞枯山に向けて登山中の41歳の女性が雪を踏み抜き、負傷
⑩5/03（土）北アルプス蝶ヶ岳から単独で横尾に下山中の54歳の男性が滑落、負傷

⑪5/03（土）北アルプス前穂高岳から岳沢に向けて下山中の2人パーティのいずれも22歳の男性が疲労により、行動不能に
⑫5/05（月）３人パーティで北アルプス涸沢に幕営中の67歳の男性が何らかの疾患を発症し、行動不能に

⑬5/05（月）単独で北アルプス常念岳の山小屋に滞在中の29歳の男性が膝の痛みを発症し、行動不能に
⑭5/05（月）２人パーティで北アルプス奥穂高岳のコブ尾根を登山中だった46歳の女性が滑落、負傷

⑮5/05（月）上記遭難者の同行者（42歳の女性）。技量不足により、行動不能に
⑯5/05（月）単独で北アルプス蝶ヶ岳から三股登山口に向けて下山中の53歳の男性が雪に足を滑らせて滑落、負傷

⑰5/05（月）３人パーティで北アルプス焼岳から上高地に向けて下山中の23歳の女性が滑落、負傷
⑱5/05（月）上記遭難者の同行者で(27歳の女性と23歳の女性)、技量不足で行動不能に

⑲5/05（月）単独で戸隠山の八方睨から奥社に向けて下山中の49歳の男性が滑落、負傷
⑳5/06（火）2人パーティで八ヶ岳連峰に入山し、権現岳から赤岳に向けて別行動中の41歳の男性が何らかの原因で滑落、死亡

㉑5/06（火）単独で北アルプス北穂高岳から涸沢に向けて下山中の51歳の男性が滑落、負傷

■長野県警山岳安全対策課ワンポイントアドバイス
先週は、連休を中心に２１件の遭難が発生しました。２１件中、滑落による遭難が１３件発生しています。
滑落による遭難のほとんどが下山時に発生しています。標高の高い北アルプスなどでは、残雪が多くあります。早朝は、凍結により硬くしまり、日中は気温の上昇や日照の影響で融雪が進んで雪が緩むなど、一日のなかで雪の状態が大きく変化する時期です。そのため、登山には残雪の変化に対応できる技術や体力、装備品が必要です。今年の特徴として、雪上でのスリップによる滑落のほか、融雪が進み雪を踏み抜いてバランスを崩して滑落するといった遭難が多く発生しています。疲労の蓄積や筋力の消耗が多い下山時は、ちょっとしたバランスの崩れに対応できずに転倒や滑落をしてしまい、死亡や負傷する遭難につながっています。
標高の高い山域では、まだまだ残雪が多く、冬山登山の延長にあります。登山には多くのリスクが存在し、「無事に帰宅するまでが登山」です。遭難を「他人事」と考えず、装備、計画を万全にして安全第一で楽しみましょう。

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○Nagano Prefectural Police Homepage Mountain Information
　https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和7年長野県SAFETYBOOK】【長野県SAFETYBOOK～春山情報】
○ Nagano Prefecture homepage
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html#a_tozan
〇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。　
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
　このグレーディングを参考に、自身や仲間の体力・技術に見合った山選びをして、万全の準備で登山を楽しみましょう！　その山はあなたの実力に見合っていますか？

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　 春山における安全登山の呼びかけ
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　 　令和7年5月2日　長野県

「春山遭難が連続発生　連休後半は残雪と気象の急変に要注意」

本格的な春山シーズンが始まりましたが、長野県内では、山岳遭難が相次いでいます。長野県警察によりますと、4月26日から5月1日までに北アルプスを中心に15件の遭難が発生、死者4人を含む16人が遭難するなど憂慮すべき状況にあります。大型連休の後半5月3日から4連休ですが、登山者の皆様は、以下の注意点を守って「安全・安心」な登山を心掛けてください。登山はリスク（危険）と隣り合わせです。「他人事」ではなく「自分事」として遭難防止に細心の注意を払ってください。「無事帰るまでが登山」です！

１．具体的な注意点
▼滑落に対する警戒を！
春山の残雪による滑落遭難が多発しています。春山の雪面は標高や日当たり、時間帯によって大きく変化します。アイゼン・ピッケルを使用し、雪の状態をよく見極めて慎重に行動してください。なお、アイゼンは安全に直結するので10本爪以上を推奨します。サイズの調整や正しい装着方法を確認して使用してください。

▼気象情報の確認を！
「低気圧や寒冷前線の通過」「寒気の流入」「強い冬型の気圧配置」等の予報があれば、山岳地帯は冬山のような猛吹雪になり、きわめて危険です。5月3日から始まる大型連休の後半では、天候の変化が予想され、細心の注意が必要です。事前に必ず気象情報を確認してください。気温の上昇や降雨に伴う融雪によって、大規模な雪崩や土砂崩落、落石等のリスクも高まりますので、慎重な行動を心掛けてください。

▼登山計画書の作成と共有を！
登山の際は必ず事前に登山計画書を作成し、提出してください。特に単独登山中に遭難した場合は、登山計画書が唯一の手掛かりとなる場合があります。家族や友人にも共有してください。計画段階で自分が登る山をよく調べて、体力や技術に見合った計画を立ててください。

２．その他
長野県ホームページ「山岳情報」、長野県警察ホームページ「山岳情報」および「長野県山岳遭難救助隊公式Ｘ」でも安全登山に関する情報を発信していますので、ご確認ください。

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