内田修市さん
男性 / 福岡県
所属
全九州アルパインガイドクラブ
ガイド資格
登山ガイドステージⅡ
フォロワー数
2人
投稿件数
5件

投稿一覧

  • 鋒岳
    [登山日] 2017/05/20
    [投稿日] 2017/07/17

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    2007/5/20鉾岳登山報告
     今回は、一泊二日の山旅報告です。5/20(土) 早朝1:30北九州発 高速が夜間工事中にて、R326~延岡経由、県道狭路214を経て、鹿川キャンプ場の鋒岳登山口へ6:30到着。
    【鉾岳ショートプロフィール】
     鉾岳は、宮崎県延岡市から、車で1時間以上奥地の鹿川渓谷の最上流部に鎮座する。花崗岩からなる相耳の鋭峰で、高く垂直に切り立っている方が雄鉾(おんぼこ)、それに寄り添うように右側に控えているのが雌鉾(めんぼこ)である。天を突き刺す見事な雄姿は、まさに登頂意欲をそそられる。雌鉾の方は、南面に高さ約250m、底部の長さ約400mに及ぶ花崗岩の広大なスラブを持ち、クライマーを魅了する山でもある。お薦めシーズンは、アケボノツツジの咲く4月下旬、ササユリの咲く5月下旬、絶滅危惧IA類ツチビノキの咲く6月下旬、秋の紅葉シーズン等である。冬場は、岩場が凍結し、控えた方が無難。なお、本山域は、沢の渡渉、急斜面のトラバース、絶壁エリア、岩場歩き等があり、中級レベルが要求される。ガイドの胸中では、九州ベスト5の山に入る程の魅力を持つ。
    【鉾岳コース解説】
     登山開始が7時。キャンプ場横の駐車エリアから舗装林道を経て、伐採地へ到る。ここから樹林越しに鉾岳の雄姿が望まれる。渓谷を右に見ながらの尾根路は、徐々に急登となり、途中に「岩場」の導票があり、それに導かれ少しの寄り道。雌鉾岳南面の大スラブの基部にたどり着く。クライマーの気持ちとなり、思いだけが岩場へ貼り付き、高みを目指していた。本道へ戻り、沢音が近づくと、上部の渡渉ポイントに着く。一息尽き、頭上を覆う大滝、大スラブの迫力に驚嘆する。スリップに注意し、渡渉後は、滝見新道へ入る。目前に大滝と雌鉾山頂の坊主岩が更なる勢いで迫りくる。その先「パックン岩」にて、ハシャギ過ぎにて、その後、急登を詰め、ナメ谷分岐着。新緑に囲まれ、なんとも心地良きエリアである。ここでのんびりコーヒー&昼寝でもと思う場所。展望所へは帰りに寄ることにしよう。まずは、めんぼこを目指す。手前でザックをデポし、念の為ハーネス装着し、雌鉾の坊主岩場を登り上がる。圧倒的な高度感&遮るもの無き展望のスケールに度肝を抜かれる。デポポイントへ戻り、雄鉾の展望エリアにて昼食、ナメ谷分岐から展望所へ立ち寄る。遥かに見下ろす鹿川集落や、だき山・釣鐘山・日隠山などの遠景も素晴らしいが、先ほど挑んだ、雌鉾岳とその南面スラブ群のスケール感に圧倒される。スラブに取り付くクライマーを見物後、トラバース気味の急斜を注意して下山が14:30。

    5/20の夜は、鹿川山荘にてお世話になった。楽しい夜会であったことは、言うまでもない、多くの土産話と思い出が心に残る。翌日:5時起き、宿朝食後、綱之瀬川添いに聳え立つ比叡山の登山口を経由し、行縢山の登山開始8:00、下山13:30、温泉経由で帰北九州が、18:30頃であった。

  • 天狗ヶ城
    [登山日] 2017/07/14
    [投稿日] 2017/07/17

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    2017/07/13 九重ナイトハイク報告
     この処、梅雨に入り悪天続き、天候の回復をひたすら待っていた。7/13(木)21時北九州発、被災地を避け、耶馬渓経由で九重入り、7/14(金)2時牧ノ戸登山口着、既に2台駐車。下界は連日真夏日が続いているが、ココの標高は1300m、肌寒い程だ。すぐに出発しようと思ったが、寒い山頂で、ひたすら日の出を待つのは辛いので、日ノ出時間にまにあう時間に出発するとしよう。少し仮眠後、ヘッドライトを付け、ダウンを着込み、3時半過ぎに車を出る。ヘッドライトに虫が群がるので、一段低く灯を調整。半月が辺りを照らし、山影や山肌を流れる雲の動きが認識できる。沓掛山まで来ると体が温まり、ダウンを脱いだ、この先、岩場の下りを注して降りる。その後、出発が遅すぎたので、相当急ぎ足で歩行を進める、夜間なので浮石からのバランス回避に苦労する。遠く山肌にポツンと一つホタル灯が見える、登山者のヘッドライトが浮かんでは消えている。「九重別れ」まで来ると、西方が少し開け、空が徐々に朱色に染まって来る。「山頂からの眺めはもっと・・・」気持ちが逸る。4時45分天狗ヶ城山頂着。次々と色調が変化する壮大な光景と出会える事が出来た。風も少々吹いており、体感温度は12~3度前後、山頂滞在30分が限度であった。風を避け、日当たり良き「九重別れ」でのんびり朝食タイム。写真は、由布岳方面の日ノ出後。

  • 白髪岳
    [登山日] 2016/09/25
    [投稿日] 2016/09/28

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    2016/09/25:人吉/白髪岳:1416m 登山報告
     人吉ICを降り、あさぎり町R43号から、榎田集落を右折、ティンバー号は、九十九折り林道を伝い延々と高度を上げていく。途中まで舗装道だが、最後は、デコボコの砂利道が1.5K程あり、車底を擦らないようハンドリングに集中する。やっとの思いで登山口へ到着、ここは標高1100m、車で一気に高原地帯へ着いてしまう。このエリア一帯は環境省の自然環境保全地域(全国に10ヶ所)に指定されており、人手がまったく入っていない原生の状態が保たれている地域である。下界では、28度前後の残暑が少々残っているが、ここの気温は20度前後位と思われ、少々涼しく感じ、快適である。いつもの様に、身支度を終え、体操をして、歩き始める。
     ひと汗掻いたら、すぐに猪ノ子伏(いのこぶし)に着き、ここからブナの巨木が出現する。朽ち果てた巨木にはお猿の腰掛や、キノコも共生している。森林限界を超え、三池神社手前で、稜線歩きとなり、眼下には雲海に沈む人吉盆地が広がる。目を北東に転ずれば、名峰、一房山も見えるのだが、本日は、「美女だらけ」にて雲に隠れて恥ずかしがり、南方の霧島連山と伴に、挨拶出来ずじまいであった。もうじき山頂に着く手前、「カワイィ-」「カワイィ-」の連発騒ぎ、何の事かと後を伺うと、自然に出来た苔玉が点在していた。山頂で、早めのお昼を終え、本日は、ファインディング気味に別の陀来水岳ルートで下山することに。道は、獣道でハッキリしませんが、ブナの巨木、低木がみごとに広がる広大なエリアで、その風景がとても素晴らしい。「あっー!山に抱かれている」てーな気分にさせられる。陀来水岳手前で、ヒメシャラの美林帯を抜け、谷底まで一旦沢を降りる。小滝があり、清流域、ヒンヤリした空気も流れている。冷水に心を浸し、しばし休憩後、対岸の急坂を這い上がると林道に合流、途中崩壊エリアもあるが、40~50分程で、ティンバー君が待つポイントに。
     今回は、歩行時間4時間、高低差450m,距離8キロ程度の入門程度の山歩きであったが、短時間で、自然から数多くの演目を頂き、フルコースを味わった様な感動が心に残る。皆様ご満足戴けたかと思います。温泉の後は、人吉餃子をつまみ食いして帰路へ。ガイドとしては、登山より後の餃子の方が凄く好評であったのが残念であった。次は、霧氷の白髪の時期にでも訪ねよう。
    詳細写真は、以下を
    http://timber-line.net/

  • 北岳
    [登山日] 2016/08/06
    [投稿日] 2016/08/08

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    2016/8/6 山旅クラブ体験登山in英彦山
     今月、入部希望者の方々をクラブ体験へお誘い致しました。
    比較的近場で、夏でも涼しく、アブ、蚊が少なく、日陰が多く、初心者向けで、ソコソコ感動できる所はドコジャ、ドコジャと、頭を悩ませた末、英彦山の豊前坊登山口へ。ここは標高800mこれだけで、比較的涼しそうでしょう。
     登山口にて、靴の履き方、ザックの背負い方のお話しの後、体操をし、登り始めには、天狗杉がお出迎え。この前の急登エリアで、登り方の要領を演習、ご覧の鎖場を経由して、絶景の望雲台へ立ち寄り、苦難の末のスカット爽やか気分を味わって戴きました。緑の木漏れ日差す、森林浴を楽しみ、今日は、北岳止まりで体力温存。温泉にてスッキリ汗を流して戴き、本日の私のお勤めは、終了となりました。参加の皆様。登山セミナーを始め、今後の山旅参加お待ちしております。

  • 平治岳
    [登山日] 2016/06/08
    [投稿日] 2016/06/09

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    九重:平治岳山頂:ミヤマキリシマ:満開!!
    2016/6/8:九重:平治岳:山行き報告
    本日は、平治岳:定番コースである男池登山口からスタート。すぐにコナラ、ミズナラ、ブナの高木の原生林が我々を迎えてくれた。清流が流れ、各種の野鳥のさえずりが響き、知らず知らずに、気持ちがユッタリ、とても心地よいエリアを抜けていく。冷たく美味しい清水の湧き出るかくし水を過ぎ、急坂を詰めると、ソババッケと呼ぶ、湿原エリアに到着。ここで一息付き、再び自然林のエリアへ、登山道は、ゴロゴロした石の急登となり、これを上り切ると、灌木帯に変化し、一気に視界が広がる、大戸越しに到着。見上げると平治岳の山腹が、ミヤマキリシマでピンクに染まっている。はやる気持ちを抑え、大休憩後、ピンクの山腹を上り始める。途中、坊ガツルが眼下に見えてくる。その右手には、三俣山、背後に聳える北大船山頂の斜面もピンクに染まている。南峰到着後、更に右手に巻いて登ると、平治岳の山頂尾根が視界に入ってくる。ここは、満開の状態で、ピンクの色も更に鮮やかさを増す、参加者から歓声が上がる。ドウダンツツジも小壺な花を咲かせている。多くの登山者で賑やかな山頂を早々と立ち去り、大戸越しに戻り、昼食後、途中小雨に打たれながらのもとの道を戻りました。天気予報が危ういながら、この時期を逃すと、お花は、当分拝めない為、意を決して山行き出発の判断でした。幸い、雨も午後からでしたので、皆様へ感動をお届けする事ができました。害虫被害もなく、例年にない良い花の状態でした。
    追伸:九州地区:熊本地震災害のニュースばかりですが、登山道は阿蘇、由布岳、鶴見岳を除き、登山可能な状況です。どうぞいらしてください。
    ガイドページ http://timber-line.net
    FACEBOOK   https://www.facebook.com/yamatabiclub/

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