住所東京都
所属N.I.A.J
ガイド資格スキーガイドステージⅡ / 山岳ガイドステージⅠ
フォロワー数39人
投稿件数71件
 

自己紹介

  • 自己紹介
  • 専業の山岳ガイドです。
    「とにかくいっぱい山に行こう!」をテーマに社会人登山(サラリーマン登山)の普及に努めています。また、登山で使うロープワークをシンプルに体系化する研究を継続的に行っています。
    http://www.timtam.info 03-3600-3570 c-up@nifty.com 
    登山教室Timtam&Cue代表、NIAJ運営委員、Timtam山の集いメインキャスター「山の集いでお会いできれば幸甚です。」
    著書に、山の雑学(共著,中日新聞出版局)、雪山入門とガイド(共著,山と渓谷社)などがあります。

最新の投稿

駐車場
駐車場 状況
  登山日 2016/09/30 投稿日 2016/09/30 COOLアイコン 2

葛葉の泉公園の中央にある橋 9/25

9月は台風が2つも関東地方に接近しました。その前後も雨が降り続いたため、葛葉川の水位は橋より高くなったと思われます。葛葉の泉公園は土砂が工事現場のように堆積し、橋の上さえも土砂が多量に乗っていました。

葛葉の泉から葛葉川を遡行してきました。泉のように土砂が堆積した所はありませんでした。むしろ、土砂によって、沢床や側壁が侵食されていました。コケや地衣類が削られたため、いつもは黒っぽい渓相が緑灰色ののそれになっていました。25日現在で一般的な終了点まで問題なく遡行出来ました。

ーーーーーーーーーーーーー
もし地球の直径が1mだったとすると、日本の陸地はマッチ箱の大きさになります。その直径1mの地球上の水を集めるとペットボトル1本ほどになります。その水のほとんどが海水なので、飲料出来る真水はスプーン1杯以下です。

地球の至る所で真水が不足しています。だのに日本は真水に満ちています。その秘めたる可能性とエネルギーを葛葉の泉公園に土砂を堆積させるのとは反対の方向に活かしたいものです。

百名山
五竜岳 状況
  登山日 2016/08/18 投稿日 2016/08/18 COOLアイコン 4

<夏山雨天対策の装備>
アプローチの衣類…綿のTシャツ可、単パン可
 *大量に汗をかくので

森林限界を越えてからの行動用の衣類…綿が混紡されていない繊維で作られた衣類、
 *濡れても暖かいのが化繊かウール、綿は濡れると乾きにくく寒い

休憩時や夕方から朝までの防寒具…セーター1枚
 *雨具があるので多くはいらない

非常用の衣類…長袖下着、股引、毛糸靴下、パンツ
 *ビニール袋に入れて口を閉じて防水して、さらにナイロンのスタッフバックに入れる。スタッフバックが外だとビニールが破れにくい、ぜったいに濡らさないように!

ビバーク用具…ツエルト、コンロ、ボンベ、小コッヘル、ライター、ヘッドランプ、スペア電池、超小さい鋸(ナイフより鋸の方が多用途)、赤いビニールテープ、
*ライターはずりずり擦ってつけるタイプのものを防水して3ケ以上でしかも場所を変えて(コンロの傍、雨蓋の中、ポシェットの中など)持つ。
 *稜線上でビバークするより、行動出来るなら森のある所まで下山するべき

非常食…チョコ1枚程度
 *サラミソーセージのような喉がかわいて水が飲みたくなるような非常食は避ける。

雨の中の行動用衣類…雨具上下、毛糸手袋(夏でも)、レインハット(視界が広い)、
 *夏の3000mの稜線に行く時に新品の雨具、冬と低山は古い雨具でしのぐこと。
 *テント泊の場合は新品のゴアテックスシラフカバーを持つ。しかも雨の時以外は使わないで防水力を温存する。

<夏山、森林限界上を行くコースでは雨が一番怖い>
 松浦の私的な話で申し訳ありません。出来れば以下を読んで下さい。
 ワンダーフォーゲル部2年生の夏合宿は北アルプスの後立山連峰テント縦走だった。8月4日…夜行の急行アルプスで早朝に信濃森上駅(現在の白馬駅)着、栂池スキー場の下を歩き乗鞍高を超えて白馬大池キャンプ場でテントを張った。16時にラジオ天気図を作成、台風7号が北アルプスに向かって真っすぐに来ていた。5日…終日風雨-停滞、6日…朝雨午後晴れ-停滞、7日…予想に反して台風が去ったのに終日雨-白馬岳キャンプ指定地まで行きテント泊、8日…終日雨-不帰を越え五竜山荘前キャンプ指定地まで行きテント泊、9日…朝雨夕方から晴れ-遠見尾根を下山
 3000mの稜線上で雨の中4日目の早朝・・・スリーシーズンシラフと背中用マットを使う他のメンバーはシラフが濡れていてもいびきをかいて寝ているのに、マットがなくて、夏用薄手シラフ(2年部員としては弱い方だったので軽量化していた)を使っている私は、寒くて寒くて、横になれず膝をかかえて座ってガタガタ体をゆすりながら過ごしていた。虎の子の乾いた衣類を寒いという1年部員に貸してしまったことに後悔したけれど、返してとは言えない。テントの中はチョロチョロ水が流れシラフはびっしょり濡れていた。ガタガタと震え続け、寒いのに熱が出てきた(測ったわけではない)、山にいるのに何も食べたくない、リーダー(3年部員)に寒いですとは言えない。
 9日朝に下山することになって助かった。1年生部員と共にフラフラと歩いた、でも2年部員だからリーダに気に留めてもらえることはなかった。遠見尾根は長かった。テレキャビンに乗りたかった。でも、乗せてはもらえなかった。電車に乗って新宿についても気持ちが悪いままだった。19歳だった。どんな時でも雨対策の用具を持って行くようになったのはこの時からだ。

バルーン
白水沢 状況
  登山日 2016/08/18 投稿日 2016/08/18 COOLアイコン 2

阿武隈川上流白水沢
 三本槍ケ岳を源とする阿武隈川に甲子温泉の所で投げれこむ支流が白水沢です。登りつめると甲子岳に至る初心者向きの沢登りルートです。
 白水滝を正面に見ながら、沢の右岸の壁を沢床まで下りず、トラバースぎみに踏み跡をたどって同滝を左から超えます。手がかり足がかり共にたくさんありますが、浮き石もあるので確かめながら行動して下さい。バランスの悪いメンバーがいる場合はロープを出した方が無難です。ここが最難所と考えて下さい。
 白水の滝のすぐ上に堰堤があるので、左の踏み跡をたどって超えて沢床に降り立ちます。堰堤を超えると白水沢の景色が一変します。東北の森と沢は、一万年続いた日本の縄文時代の生活と文化をその豊かな恵みで支えて来ました。その森と沢が現在も維持されているという世界に類を見ない素敵さが目の前に広がり、「ワー!」と声が出てしまいます。沢登りの経験を積む内になぜか生まれる東北の沢への「あこがれ」は関西の谷やアルプスの沢へのそれと何か違います。もしかしたら、受け継いでいる縄文の遺伝子に起因するのかも知れません。

 白い沢床です。



もっと前の記事を見る