初心者が登る山の選び方を教えてください。
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初めての山登りは、経験者に同行してもらうことをお勧めします。登山では街中と歩き方が異なるので、足の運び方や歩くペースなどを教えてもらうことえで、後の登山でも活かすことができるでしょう。
登る山の選択基準としては、歩行時間、標高差、避難ルートのあるなしなどがあげられます。
歩行時間は3~5時間程、標高差は300~800m程が初心者にとっては無理のない計画です。また、登山道が良く整備され、道標なども行き届いているコースが良いでしょう。同じ山を登る場合でも、選択するコースによって難易度が異なることがあります。事前に確認し、無理をしないコースを選びましょう。
山と街との季節感は違うと聞いたのですが、どのくらいの違うのでしょうか?
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山での季節感は、標高差によって大きく異なります。一般的に100mの高度で0.6度の温度差があると言われています。仮に1000mの標高であれば、6度温度が下がることになり、2000mの山であれば12度です。気温12度の差は、街中では、夏と冬ほどの違いがありますね。
3000m級の富士山や北アルプスでは、下界と18度ほどの温度差が生じることになります。よくあることで、ロープウェイで一気に高度を上げ、降りたときの温度差に驚くことがありますね。
この温度差は日照や風の影響でも体感温度が変わるので、気象条件にも十分注意してください。
登山ではどんなことに注意したらいいですか?
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まずは自分の健康状態で、そして装備、天候、登山計画でしょうか。
山に登るには、登山装備が必要です。これを疎かにすると手痛い目に遭うことがあります。天候は、山登りの成否を左右します。天気予報に十分な注意を払い、良好な天候の時に行動しましょう。
登山計画は、自分がどんな山にどのようにどれだけの時間をかけて登るかシミュレーションする意味でも必要です。また、万一の場合、行動予定を第三者に伝えておく意味でも必要となります。ここで、装備の点検なども行えます。
登山って一概に言いますが、どんな種類がありますか?
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山登りには、夏山、秋山、冬山、春山など季節に分けた登山から、高所登山や低山歩きなど山の大きさに分けたもの、山から山へ歩き続ける縦走登山、同じルートを登って降りるピストン、軽いハイキングから熟達者向けのバリエーション登攀と呼ばれるものまで、さまざまなスタイルの登山方法があります。
一般的には、大きなシーズンで、夏山、冬山という分け方で呼ばれることが多いです。
夏山は、雪の無い山全般をさし、特に秋口は、秋山登山といいます。
降雪期では雪山登山、雪が残る春山では残雪期登山とも言います。
冬の雪の無い標高の低い山を歩くときは、陽だまり登山、低山歩きなどとも言います。日本は、南北・東西に山の様相が異なり、歩き方、登り方も様々なため、いろいろなタイプの山登りを楽しめます。
一般ルートとバリエーションルートの違いは?
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一般ルートとは、登山道が整備され、道標なども整ったルートを指します。
バリエーションルートとは、登山道がなく、(踏み跡はある場合がある)登山道として地図上に示されていない岩稜帯や谷などのルートで、高度な技術力を必要とする熟達者向けのコースを指します。このようなコースでの動作は一般的に登山ではなく登攀(とうはん)と呼ばれています。
山はどこを登ってもいいの?
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日本国内の山はすべて土地所有者がいて、国有地であったり、私有地であったりします。そのため、許可なく踏み込んだ場合は、法に抵触するケースもあるので注意しましょう。
奥山では、自然環境保全地域、原生保護地域に指定されている場所があり、里の近くでは、民有地の場合が多く、所有者の許可が必要となります。
登山道は、登山のためだけでなく、山を管理する人たちのために整備されている道があります。近頃、仕事用の登山道に踏み込む登山者が増え、山が荒らされてしまうケースが報告されています。立ち入り禁止が表示されている場所ではむやみに入らず、正規の登山道を歩くようにしましょう。
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まず初めに道具は何をそろえればよいですか。
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"先ず初めに準備すべきものは、登山用の靴とレインウエア、そしてリュックサック。衣類をそろえる場合は、綿製品は避けて、速乾性の化繊の衣類を身につけましょう。意外に思うかもしれませんが、ヘッドランプ。山中は暗くなるのが早く、日帰りのつもりが真っ暗ということもあり得ます。
水筒は、近年ペットボトルでの代用がよく見られます。
登山靴は、登山用品専門店で買い求めましょう。一般の靴量販店で販売している登山靴のようなものは、長時間履いていると疲れが溜まったり、機能的に劣ることがあるので、多少高くても登山用の靴が安心して歩くことができます。"
そもそも登山計画って何?
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登山計画は、計画を立てること自体に意味があります。
自分がどの山に、どのようなコースで、どれだけの時間をかけて登るかを表記することで、その登山のための情報を収集することになるからです。合わせて、装備、食料、メンバー構成などを具体化することで、自分の登山に無理がないか、不足はないかなどを再確認することになります。
ここから安全登山の一歩が始まります。
なんで計画を提出するの?何処へ届けるの?
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登山計画を提出する方法として、いままでは登山口や最寄の駅などに設置されている登山届ポスト、または登山口を管轄する警察へ提出していました。
現在は、コンパスで登山計画が提出できるようになり、登山者や緊急連絡者、警察と登山計画を共有できるようになり、より安心感が高まりました。
万一遭難事故が発生した場合、この計画書をもとに捜索、救助に当たります。ちなみに遭難者の約8割が登山届未提出(長野県警)と言われています。
計画はどうのように立てるの?
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登山計画の立案は、いつ、だれが、だれと、どこの山に、どのルートから登るのかというのが基本となります。計画が出来上がったら、責任者、登山時のメンバー以外の緊急時連絡先なども表記します。このほか所持する装備、食料、通信機器なども記載しておいたほうが良いでしょう。
登る山の情報を集める時の注意点は?
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登山ガイドブック、雑誌記事などが基本情報でしたが、近頃は、コンパスのようにインターネットでの収集も盛んです。記載されているデータは玉石混交で、誇張がある場合も多々あるので、複数の情報を入手し照らし合わせたほうが良いでしょう。
気象情報、現地情報などは、最新のものを入手しましょう。
つい持ち物が多くなってしまうので、選択のコツを教えてください。
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荷物が多くなりがちな人は、荷物全体を把握していないことが多々あります。荷物をザックに詰め込む前に、所持する装備表に従って、全部目の前に並べ、必要なものだけを残すようにし、有っても無くてもいいものは、まず除外してみましょう。かなり整理できるはずです。
パッキングのコツを教えてください。
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基本的には、重いものは上に、軽いものは下にいれるとザックを背負った時のバランスが良いです。近年のザックは、細身で背の高いものが多いので、これにこだわらず、持ち物を詰めてもよいでしょう。頻繁に出し入れするものは、上部の比較的取り出しやすいところ。あまり出し入れしないものは、下のほうに入れるとよいでしょう。また、隙間なく荷物を詰めるのも重要なことです。
プロガイドが持っている緊急備品を教えてください。
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不時露営に備えてツエルト、コンロ、非常食、ファーストエイドキットはもちろんのこと救助・搬出に関係する装備も所持しています。だからガイドの荷物は大きいです。
救急用品って何をそろえればいいですか?
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(答え)
歩くペース配分を教えてください。
答えを見る▼
"中高年の方の登山では、歩くペースはゆっくり目を意識し、街中で歩くスピードの3割減ほどのペースがよいでしょう。
若く体力に自信のある方で、たまに勢いよく大またで歩く姿を目にしますが、これは疲労が蓄積する歩き方です。
体力をなるべく持続させる歩き方は、歩幅を小さく、ゆっくり歩き、自分なりのペースを作ることです。"
登山靴を上手に使う歩き方を教えてください。
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基本的には、重いものは上に、軽いものは下にいれるとザックを背負った時のバランスが良いです。近年のザックは、細身で背の高いものが多いので、これにこだわらず、持ち物を詰めてもよいでしょう。頻繁に出し入れするものは、上部の比較的取り出しやすいところ。あまり出し入れしないものは、下のほうに入れるとよいでしょう。また、隙間なく荷物を詰めるのも重要なことです。
歩くペース配分を教えてください。
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"中高年の方の登山では、歩くペースはゆっくり目を意識し、街中で歩くスピードの3割減ほどのペースがよいでしょう。
若く体力に自信のある方で、たまに勢いよく大またで歩く姿を目にしますが、これは疲労が蓄積する歩き方です。
体力をなるべく持続させる歩き方は、歩幅を小さく、ゆっくり歩き、自分なりのペースを作ることです。"
登山靴を上手に使う歩き方を教えてください。
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基本的には、重いものは上に、軽いものは下にいれるとザックを背負った時のバランスが良いです。近年のザックは、細身で背の高いものが多いので、これにこだわらず、持ち物を詰めてもよいでしょう。頻繁に出し入れするものは、上部の比較的取り出しやすいところ。あまり出し入れしないものは、下のほうに入れるとよいでしょう。また、隙間なく荷物を詰めるのも重要なことです。